2020-05-26 第201回国会 参議院 法務委員会 第8号
そして、検察庁のOBは、フランス絶対王政時代のルイ十四世の朕は国家なりという言葉を出したり、あるいは、ジョン・ロックの「統治二論」に記されている法が終わるところ、暴政が始まると、こういったような引用もして警鐘を鳴らしましたけれども、検察トップであったOBさえもこのような受け止めをしているということについて、政府参考人は先輩の懸念をどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。
そして、検察庁のOBは、フランス絶対王政時代のルイ十四世の朕は国家なりという言葉を出したり、あるいは、ジョン・ロックの「統治二論」に記されている法が終わるところ、暴政が始まると、こういったような引用もして警鐘を鳴らしましたけれども、検察トップであったOBさえもこのような受け止めをしているということについて、政府参考人は先輩の懸念をどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。
ただ、それをすれば、今までの一連の行為が、やはり最初から黒川氏を検事総長にするためにやったんじゃないかということになって、まさに、検察トップの検事総長の人事に政治の介入を許す、そういう結果になってしまうので、これは絶対にやめるべきだと私は思います。
官邸の門番、官邸の代理人、官邸の用心棒と呼ばれる黒川検事長を検察トップの検事総長に据えるために後づけで解釈を変更したとの疑念は深まるばかりです。法を守らなければならない法務大臣が口頭で一方的な解釈変更を行うことは、法治主義を踏みにじる暴挙です。 官邸による過度な国家公務員人事への介入は、ほかでも行政をゆがめています。
また、首相官邸に近いとされる黒川検事長を検察トップの検事総長に据えるためか、これまでと異なる政府見解、これに基づく閣議決定がなされ、整合性を無視して無理やり東京高等検察庁の黒川検事長の定年延長を行ったことも同様です。
そして、今度は、官邸の門番、官邸の代理人、官邸の用心棒と呼ばれる黒川氏を検察トップにつけようとしています。 長期政権が警察、検察権力を掌握することに、私は恐怖を感じます。私と同じように感じる国民は多いと思いますが、総理、最後に、どう思うか、お聞きをしたいと思います。
そして、それはついに聖域と言われる検察トップの人事にまで及ぼうとしています。
ここで、この国の検察トップは考えた。末端部隊による実行の裏には、警察のトップ以下の指示ないし許可があるものと思われる。末端の者だけ処罰したのでは正義に反する。さりとて、これから指揮系統を遡って次々と検挙してトップにまで至ろうとすれば、問題の部門だけでなく警察全体が抵抗するだろう。その場合、検察は警察に勝てるか。どうも必ず勝てるとは言えなさそうだ。
○日笠勝之君 史上初の検察トップの処分ということで、これも大変な大きな衝撃が国民の側に受け止められたと思うわけでございます。 そこで、先ほどの懲戒処分の件と絡むんですが、戒告とか一か月の減給でしたか、などのこういう処分、これは一体今後のその方々の年金とか退職金とか人事、こういうものにどう影響するのか。
ここで、この国の検察トップは考えた。この実行の裏には警察のトップ以下の指示ないし許可があるものと思われる。末端の者だけを処罰したのでは正義に反する。さりとて、これから指揮系統を次第にさかのぼって、次々と検挙してトップまで至ろうとすれば、問題の部門だけでなく警察全体が抵抗するだろう。その場合、検察は警察に勝てるか。どうも必ず勝てるとは言えなさそうだ。
こ こで、この国の検察トップは考えた。末端部隊 による実行の裏には、警察のトップ以下の指示 ないし許可があるものと思われる。末端の者だ けを処罰したのでは、正義に反する。さりと て、これから指揮系統を次第に遡って、次々と 検挙してトップにまで至ろうとすれば、問題の 部門だけでなく、警察全体が抵抗するだろう。 その場合、検察は、警察に勝てるか。どうも必 ず勝てるとはいえなさそうだ。